2009年10月8日木曜日

キャドバリー。

おかげさまで6日のお昼に無事帰国しました。あっという間に東京の日常に戻ってしまい、ロンドンでの半年間がなんだか夢のようです。

で、最後の更新をする前に、書き損ねていたこのネタだけ。

fallonの代表的なクライアントのひとつ・キャドバリの最新CMの発表会が、先日社内でありました。当時は一般公開前だったので載せられなかったんですが、もうイギリスでOAされ始めてかなり経つので、その時の様子を書こうと思います。




スクリーンと椅子が用意された地下のオーディトリアムにみんなで集合。




お菓子も用意されていました。当然、すべてキャドバリー商品で、どれもウマい!ビールが用意されることも多いけど、この日はなぜかありませんでした。

では、CM本編をどうぞ。




今回のお題はフェアトレード。商品の原材料の生産者を搾取せず、きちんとした対価を支払おうというアレです。キャドバリーの場合、チョコの原料のカカオを生産しているガーナの人たちと、フェアトレードをしているというメッセージになっています。

んで、このキャンペーンの概要は「Glass and a Half Full Records」というレコード・レーベルをつくり第1弾シングルを発売し、売上をチャリティーに寄付するというものです。つまり上の動画は、CMであると同時にPVにもなっているんです。この仕組みは新しいなぁと思いました。

今までSonyやCadbury、Tate britainなど、どちらかというとトラディショナル(嫌いな言葉だけど便宜的に使用・・・)な広告でいいものをつくってきたfallonが、こういう新しいチャレンジをしている事実は、広告という言葉の定義がどんどん広がっていることの表れだと感じました。実際、半年間仕事をしていて、CMとかポスターとかウェブサイトとかじゃない”仕組み”の提案を求められる機会は、結構多かったです。

キャドバリーの広告は名作ばかりなのでクリエーターは皆やりたがるのですが、僕も最後の一カ月になって担当させてもらえる機会がありました。その内の1案が、いま結構イイ線までいっているそうなので、みなさん幸運を祈ってください(笑)



次回、最終回です。

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