2009年8月8日土曜日

ブリストルVSバンクシー、最終回。

(過去ログ: その1。 その2。 その3。 その4。 その5。 その6。



前回までに結構な数の作品をアップしたけど、これでも全体のまだ一部。僕が見つけられなかった作品もたくさんあると思います。まさにバンクシー漬けになった1日でした。


以前も書きましたが、グラフィティの展覧会が市立の美術館ジャックのような形で行われ、それにおばあちゃんや普通の家族連れが大勢やってくるというのは、スゴいことです。イギリスの大衆文化の力強さ・奥の深さを見せつけられた気がします。

お金持ち相手にはものすごい高値で作品を売りつけるバンクシーですが、今回は完全に入場無料。イギリス人らしい反骨精神が感じられて、痛快です。






今回の展示やブリストルの街を見ていて、とあるクリエーターの方が本に書いていた「日常の風景が、すべて企画に見える」という内容のコメントを思い出しました。きっとバンクシーも同じで、何気ない出来事や風景を、「これをどういじれば、おもしろくなるか?」という視点から見ているんだと思います。




よく「いい企画をするには、映画や本、音楽とかにたくさん接すること」みたいな話があります。それももちろん必要だけど、それ以前に、毎日をしっかり観察するというあたり前のことが、いちばん大事なんじゃないでしょうか。慣れない外国暮らしをしていて、毎日が発見の連続なだけに、痛感しています。日本にいた時は、たくさんの企画のヒントを見逃していたような気が・・・反省。




イギリス生活も、もう残り少なくなってしまいました。一日一日、しっかり意識して暮らしいかないとダメですね。


そんなことを気づかせてくれた、バンクシーの展示会でした。報告、おしまい!

2 件のコメント:

  1. 結構海外に来て気づくというか、離れて面白(ありえんないこと)さに気づく点もアリw
    旅行だと気づけないかも

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  2. そうなんですよね~。
    とくに僕の場合は滞在期間が半年でちょっと短めなので、余計、一生懸命物事を見るようになれました。

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