2009年7月23日木曜日

出社67日目。



この日の紙面より。報道写真家・ロバート・キャパの代表作、「崩れ落ちる兵士」がフェイクなのでは?という記事です。日本でも報道されたので、知っている人も多いんじゃないでしょうか。下記、リンク先から一文引用します。

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しかしペリオディコ紙は、実際に撮影が行われたのはセロムリアーノから約50キロのエスペホという町付近だと主張し、最近撮影された同じ場所の写真を並べ て説明。「エスペホ付近で戦闘があったのは36年9月22~25日だけだった」として、「キャパの写真は前線から離れた場所で撮られた」と断定している。

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確かに、紙面では「崩れ落ちる兵士」とエスペホの写真が並べられ、背景に写っている山がほとんど同じカタチをしていることが指摘されいて、正直、結構説得力がある内容でした。

この写真が撮られた当時、キャパは22歳(若ッ)。成功に飢えるあまり、フェイク写真を撮ったんじゃないか?というのが、記事の結論でした。この後、キャパが一躍スターになったのは事実。フェイク写真だったとしたら(大昔の話なだけに、永遠の謎なんだろうけど)、ズルいズルくないという話以前に、22歳とは思えない自己プロデュース力の高さに驚かされます。


もっとも、キャパはこの後も危険な戦場で写真を撮り続けて最終的に地雷を踏んで亡くなってるし、他の作品もすごく良いので(特に、来日した時に撮った日本の子ども達の写真は、かわいくてイイんだよなぁ)、あまりこの写真の真贋にばかり注目がいくのも良くないですよね。

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