2009年6月29日月曜日

カンヌ。

先週、開催されていたカンヌ国際広告祭。金曜1日だけ遊びに行きました。



これはカンヌじゃなくてニースですが、ご覧の通り、海と空は絵葉書のようにキレイです。NICE(ナイス)なんて地名をつけてしまう気持ちも、わかります。(右下のブルドーザーもカッコいい)




でも、振り向いてビーチを見てみると、こんな感じ。あまりNICEじゃないです。

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・・・肝心の広告祭ですが、スクリーニングを見た人に聞いたところ、日本の広告はブーイングか失笑が多かったそうです。僕が4年前に参加した時もそんな感じだったので、相変わらずですね。

海外の人が、日本の広告に興味がないかというとそんなことはなく、みんなビックリするくらい良く見ています。仕事中も、日本の最高なCMを見つけた!みたいな感じで、よくyoutubeのリンクが送られてきます。

でも、そういうのって、言葉は悪いけど、彼らにとって見世物小屋感覚なんですよね。面白がってはいるけど、リスペクトはしてないと思います。

これは仕方のない部分もあって、いまの世の中はグローバル=欧米という、ちょっとズルい図式になっているので、日本の常識や感覚をベースにつくられた広告は、国際広告賞では、どうしてもマヌケに見えてしまう場合があります。

こういう状況で評価してもらうには、国も民族も関係ない普遍的な共感を発見するか、逆にどこまでも日本の個性で勝負するしかないんでしょうね。グランプリを穫った夕張夫妻は、その理想的な例なんじゃないでしょうか。不況というタイムリーかつ世界的な話題と、ゆるキャラみたいな日本独自のカルチャーがミックスされていて、それが素晴らしい結果につながったんだと思います。

なんて、延々とエラそうに書いてしまってスイマセン。こういう前例に見習って、俺もガンバらないと!

2 件のコメント:

  1. カンヌ懐かしいっすね~
    2005すかー ともに参加したの
    (といいつつ、2008年行ってた私)

    ことしも知り合いがいっぱい行ってて悔しいです
    やっぱりスクリーニングと、授賞式出ないとね

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  2. 遠いし高いけど、刺激になるし、海外の賞は定期的に参加したいよね。

    でも、今年は日本人、すごく少なかったよー。

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