2009年5月3日日曜日
出社14日目。
Swine Flu(豚インフル)に注意しよう、という新聞広告。それにしても直接訴求というか・・・身もフタもないです。
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今週は、作業量はそれほどでもなかったんですが、仕事の進め方が日本と全く違っていて、結構疲れた一週間でした。
噂には聞いてましたが、こちらのクリエーティブ・エージェンシーでの個人主義と分業の徹底は、なかなかスゴいものがあります。クリエーターはオリエンを受けると、各自勝手に企画をして、勝手にクリエーティブ・ディレクターに見せに行くというスタイルで、仕事が進むんです。日本だと、打ち合わせの場にみんなで企画を持ち寄って、CDがそれにコメントするという感じですよね。
それはまぁいいんですが、CDが忙しすぎて全然つかまらない!!(苦笑)。上に書いたような仕事のスタイルなので、必然的にCDの権限がかなり絶大で、相当な作業量なんでしょうね。デスクには全然いないし、社内で見かけてもいつも打ち合わせ中。やっとの思いで見つかったと思ったら、もう他の企画に決まっちゃってたなんてことも、よくあります。「fallonでは、誰が何をやっているか完全に把握してる人は、誰もいないよ(笑)」なんて言ってる人もいました。
この仕事のスタイルで優れていることは、効率性でしょうね。日本のクリエーティブエージェンシーと同じ量の仕事であれば、おそらく半分くらいの時間でつくってしまうと思います(実際、テレビからネットまで全媒体を網羅したキャンペーンの企画を、1週間ほどで完成させていました)。
逆に、1クリエーターとしては、自分の案を通しにくいという実にデカいデメリットがあります(苦笑)。日本の業界用語でいう「すりあわせ」とかをしてる余裕が、全然無いですからね。企画をプレゼンしてもらえるまでにものすごい壁があり、みんなそれを乗り越えるために必死に努力しています。
・・・そんなこんなで、僕もこっちに来て以来、連戦連敗が続いてたんですが、ようやく1案自分の企画をクライアントにプレゼンしてもらえることになりました。ほんの小さな作業なんですが、結構ウレシイもんです(笑)。採用されてカタチになったら、ここで報告しますね。
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戦ってますね。
返信削除個人個人でやるから「クリエーター」って呼ぶのでしょうね。
ほとんどのことがそこで決まるってことなんですね。
採用されるといいですね、
ドキドキします、初心な感じで。
ホント、新入社員の頃に戻った気分ですよ~。
返信削除海外の作業スタイルは話には聞いていて、効率的でいいなぁと思ってたのですが、実際体験してみると、日本の方が優れている部分もありますね。何を取るかっていう話なんだろうけど。