2009年5月6日水曜日

出社15日目。

fallon londonの代表作といえば、CadburyのゴリラのCM 。知ってる人も多いと思いますが、あれに続編が2つあります。

まず一つ目が、「トラック」篇。




そして最新作が「まゆ毛」篇。



このCMの音楽はケータイの着信音として、ロンドンで大ヒット中。Orangeというケータイ会社のユーザーだけがダウンロードできるのですが、そのOrangeもfallonのクライアント。がっちりビジネスしてますね〜。

お店の人とかと話してると、いかにこのシリーズが愛されてるのかが、よくわかります。オフィス近くの銀行の人は「眉毛篇が最高だ!」と言っていたし、昨日行ったケータイショップの店員は、「トラックのやつが一番いいよねぇ〜」としみじみ語ってました。

最初、日本人が「ゴリラ」篇を見たときは、面白いというより、何これ?っていう反応の方が多かったように思います。正直、僕もゴリラの映像がフェードアウトしてチョコが出て来た時は、途方にくれました。第一、商品に落ちてないし。

でも、そんな僕ら業界人の反応をよそに、一般の消費者はほんとうに無邪気にこのキャンペーンを楽しんでいます。実際、広告だけではなく、売り上げが落ちていた商品も見事に復活・大ヒットしたそうです。このキャンペーンが成功してるというのは、もの凄く勇気づけられる事実だと思います。商品に落ちてるとか落ちてないとかいう話ではなく、もっと自由な発想で広告をつくれるし、僕らクリエーターには、まだまだ色々な可能性が残されてそうです。

最後に、もうひとつ「途方にくれるCM」を紹介します。



これは、以前ブログにも登場した、僕の前に座ってるマットがつくったCM。「最後の、A glass of milk in everyoneってコピーは、何かストーリーと関係あるの?」と聞いたところ「全然関係ない」って言ってました。

2 件のコメント:

  1. 私はトラック篇が一番好きです。
    ほんとにゴリラのときは、
    え?何?わからん、商品何?って思ったけど、
    いろいろ調べたら、売り上げはのびてるし
    キャドバリーは幸せをうる企業とかいっちゃって、
    たぶんほんとに幸せを売っちゃってるのでしょう。
    人が消費者なんだって事を考えたら、まだまだやれることがたくさんありそうですね。

    マット…ともだちになりたいです。途方にくれました。

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  2. マットは、淡々とファックとか言うキャラで、僕はかなり好きです。

    あまりに意味がわからなかったので詳しく聞いてみたら、
    まず商品のキャラクターをつくろうという狙いがあって、
    とはいえ普通のキャラじゃあつまらないから、
    キャラ視点の映像で、キャラそのものは全く写らないCMに
    したんだそうです。ウェブサイトにいくと、自分でキャラを
    デザインできるようになっています。

    マットの作品は、いろいろあるんですが、ほぼこんな感じです。

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