fallon londonの代表作といえば、CadburyのゴリラのCM 。知ってる人も多いと思いますが、あれに続編が2つあります。
まず一つ目が、「トラック」篇。
そして最新作が「まゆ毛」篇。
このCMの音楽はケータイの着信音として、ロンドンで大ヒット中。Orangeというケータイ会社のユーザーだけがダウンロードできるのですが、そのOrangeもfallonのクライアント。がっちりビジネスしてますね〜。
お店の人とかと話してると、いかにこのシリーズが愛されてるのかが、よくわかります。オフィス近くの銀行の人は「眉毛篇が最高だ!」と言っていたし、昨日行ったケータイショップの店員は、「トラックのやつが一番いいよねぇ〜」としみじみ語ってました。
最初、日本人が「ゴリラ」篇を見たときは、面白いというより、何これ?っていう反応の方が多かったように思います。正直、僕もゴリラの映像がフェードアウトしてチョコが出て来た時は、途方にくれました。第一、商品に落ちてないし。
でも、そんな僕ら業界人の反応をよそに、一般の消費者はほんとうに無邪気にこのキャンペーンを楽しんでいます。実際、広告だけではなく、売り上げが落ちていた商品も見事に復活・大ヒットしたそうです。このキャンペーンが成功してるというのは、もの凄く勇気づけられる事実だと思います。商品に落ちてるとか落ちてないとかいう話ではなく、もっと自由な発想で広告をつくれるし、僕らクリエーターには、まだまだ色々な可能性が残されてそうです。
最後に、もうひとつ「途方にくれるCM」を紹介します。
これは、以前ブログにも登場した、僕の前に座ってるマットがつくったCM。「最後の、A glass of milk in everyoneってコピーは、何かストーリーと関係あるの?」と聞いたところ「全然関係ない」って言ってました。
私はトラック篇が一番好きです。
返信削除ほんとにゴリラのときは、
え?何?わからん、商品何?って思ったけど、
いろいろ調べたら、売り上げはのびてるし
キャドバリーは幸せをうる企業とかいっちゃって、
たぶんほんとに幸せを売っちゃってるのでしょう。
人が消費者なんだって事を考えたら、まだまだやれることがたくさんありそうですね。
マット…ともだちになりたいです。途方にくれました。
マットは、淡々とファックとか言うキャラで、僕はかなり好きです。
返信削除あまりに意味がわからなかったので詳しく聞いてみたら、
まず商品のキャラクターをつくろうという狙いがあって、
とはいえ普通のキャラじゃあつまらないから、
キャラ視点の映像で、キャラそのものは全く写らないCMに
したんだそうです。ウェブサイトにいくと、自分でキャラを
デザインできるようになっています。
マットの作品は、いろいろあるんですが、ほぼこんな感じです。